工場・製造業で働く人へ|EN388 Level 5防刃手袋が怪我を防ぐ理由

「EN388」って書いてあるけど、あの数字の意味、正直わからないまま買っていませんか。
板金の縁、金属パーツのバリ、カッターやスクラップ——製造の現場には、手を切るリスクがそこかしこにあります。ヒヤッとした経験は誰にでもあるはずです。でも、いざ手袋を選ぼうとすると「Level 5」「カットレベル」「EN388」と専門用語ばかりで、自分の職場に何が必要なのか判断できない。そのまま、なんとなく安いものを使い続けている——そんな方は多いと思います。
この記事では、消防士として20年間「自分の手を守る」ことの大切さを現場で学んできた経験から、EN388の数字の意味、あなたの職場に必要なレベルの選び方、そして導入前に知っておくべき注意点までを、できるだけやさしい言葉で整理しました。読み終えるころには、もう数字に迷わず手袋を選べるようになります。
この記事でわかること
- 製造現場に潜む「手の切創」リスクの正体
- EN388の4つの数字がそれぞれ何を意味するのか
- 自分の職場に必要な耐切創レベルの選び方(用途別)
- EN388 Level 5の防刃手袋が怪我を防ぐ仕組み
- 導入前に知っておくべき注意点(穿刺・耐熱・薬品)
目次
製造現場に潜む「手の切創」リスク
製造業の労働災害で、毎年もっとも多い負傷部位のひとつが「手・指」です。なかでも切り傷(切創)は、ベテランでも油断した一瞬に起こります。「自分は慣れているから大丈夫」という人ほど、ヒヤリ・ハットの数は多いものです。
現場で手を切る原因は、大きく次のように分かれます。
- 素材の鋭い縁:板金・ステンレス・ガラス・プラスチックのバリや切り口
- 刃物・工具:カッター、スクレーパー、刃の交換、トリミング作業
- 機械まわり:プレス・切断機の段取り替え、刃や金型の清掃
- 運搬・廃棄:金属スクラップ、結束バンドの切断、梱包資材の開封
こうした作業は「ほんの少しだけ」「軍手があるから」と素手や薄い手袋で済ませてしまいがちです。しかし綿の軍手は、鋭い縁が触れただけでスッと切れてしまいます。守っているつもりで、実は守れていない——これが切創事故のいちばん多いパターンです。
消防の現場でも「手を負傷すると、その先の作業がすべて止まる」のは同じでした。手は仕事の起点です。だからこそ、リスクのある作業には「数値で保証された保護具」を使う——それが、現場で怪我を減らすいちばん確実な方法です。

EN388とは?4つの数字の意味をやさしく解説
「EN388」は、手袋が機械的なリスク(こすれ・切り傷・引き裂き・突き刺し)にどれだけ強いかを評価する欧州規格(ヨーロピアン・スタンダード)です。世界中の作業用手袋で広く使われており、性能を客観的な数値で比較できるのが大きな利点です。
EN388のマークの下には、ふつう4つの数字が並んでいます。これは左から順に、次の4項目の試験結果を表しています。
| 位置 | 評価項目 | 意味 | レベル範囲 |
|---|---|---|---|
| 1桁目 | 耐摩耗性 | こすれにどれだけ耐えるか(生地の丈夫さ) | 0〜4 |
| 2桁目 | 耐切創性(クープ法) | 回転する刃で切れるまでの強さ | 0〜5 |
| 3桁目 | 引裂強度 | 裂け始めた生地が広がりにくいか | 0〜4 |
| 4桁目 | 突き刺し強度 | 尖ったものが貫通しにくいか | 0〜4 |
つまり「EN388 Level 5」と呼ばれるとき、それは多くの場合2桁目の耐切創性が最高ランクの5であることを指しています。切り傷に対しては、市販の作業用手袋のなかで最も強いクラスということです。EN388そのものの詳しい読み方は、EN388規格とは?防刃手袋の安全基準をわかりやすく解説でさらに掘り下げています。あわせて読むと理解が深まります。
なお、2016年の改訂版からは、より精密に切創を測るTDM試験(A〜Fの6段階)や、手の甲を守る衝撃保護(P)が追加されました。数字の横にアルファベットが付いていたら、それがTDM試験の結果です。Fに近いほど切創に強いことを意味します。
職場に必要なEN388レベルの選び方(用途別)
「とにかく一番強いものを選べばいい」と思いがちですが、実際は作業内容に対して過不足のないレベルを選ぶのがコツです。強すぎる手袋は生地が厚く、細かい作業がしづらくなることもあるためです。下の目安を参考にしてください。
| 作業の例 | 主なリスク | 耐切創レベルの目安 |
|---|---|---|
| 組立・検品・ピッキング | 軽い擦れ・紙や薄板の縁 | レベル1〜2 |
| 梱包・結束バンド切断・倉庫作業 | カッター・資材の縁 | レベル2〜3 |
| 板金・金属加工・ガラス・刃物の取り扱い | 鋭い縁・刃による切創 | レベル4〜5 |
| プレス・切断機の段取り、金型清掃 | 強い切創・はさみ込み | レベル5+安全手順 |
判断に迷う場合は、一段高いレベルを選んでおくのが現場では無難です。1種類でカバーできる作業範囲が広がり、手袋の在庫管理もシンプルになります。WARAIGAOの防刃手袋は耐切創レベル5なので、板金・金属加工をはじめ幅広い作業に対応できます。
ただし、最終的な選定は職場の安全衛生管理者の指示や、扱う材料のSDS(安全データシート)に従ってください。この記事の目安は、あくまで一般的な判断材料です。

耐切創レベル5のWARAIGAO防刃手袋
EN388規格取得 / 消防士監修 / S〜XLサイズ展開 / 2個セットあり
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では、なぜ耐切創レベル5の手袋が現場の怪我を減らせるのか。薄い軍手と比べると、その違いははっきりしています。
薄い軍手・素手のとき
レベル5の防刃手袋に変えたら
超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)で刃を滑らせる
WARAIGAOの防刃手袋は、防弾チョッキにも使われるUHMWPE繊維を編み込んでいます。鋼鉄の約15倍の強度を持つともいわれるこの繊維が、刃が触れたときに切る力を分散し、皮膚まで届きにくくします。だから薄手でも高い耐切創性を発揮します。
薄手ニットだから「つけたまま」作業できる
保護具は「つけるのが面倒」だと外してしまい、外した瞬間に怪我をします。この手袋は薄手で指先の感覚が残るため、ネジ留めや検品もつけたままできます。『つけ続けられる』ことが、結果として怪我を防ぎます。
洗って繰り返し使える=コストで諦めない
使い捨て前提だと、コストを気にして交換が遅れ、すり減った手袋で作業しがちです。中性洗剤で手洗いして繰り返し使えるため、つねに良い状態の手袋を使い続けられます。1組¥948で長く使えるのも導入しやすいポイントです。

工場用の防刃手袋を選ぶ5つのチェックポイント
現場で本当に使える手袋を選ぶために、購入前に確認したい5つのポイントをまとめました。
- EN388の耐切創レベルが表示されているか:「切れにくい」という曖昧な言葉ではなく、レベル数値で保証されたものを選ぶ。
- 作業内容に対して過不足のないレベルか:迷ったら一段高め。鋭い縁・刃を扱うならレベル4〜5。
- 薄手で指先の感覚が残るか:厚すぎると細かい作業ができず、結局外してしまう。
- 洗って繰り返し使えるか:消耗品コストを抑え、つねに良い状態を保てる。
- サイズ展開があり、ジャストサイズで選べるか:ぶかぶかは生地が刃や機械に引っかかり危険。
これらを満たす手袋は「安全」と「作業のしやすさ」を両立できます。逆に、どれか一つでも欠けると、現場で外されてしまったり、買い替えがかさんだりして、結局リスクが残ります。
導入前に知っておきたい注意点
防刃手袋は万能ではありません。誠実にお伝えしておきたい、3つの注意点があります。これを理解して使い分けることが、本当の意味で手を守ることにつながります。
注意①:「切創」と「突き刺し(穿刺)」は別もの
EN388の耐切創レベル5は、あくまで刃物による切り傷に対する強さです。針・ドリル・尖った金属の先端が一点に刺さる「突き刺し(穿刺)」は別の評価項目で、切創レベルが高くても穿刺に強いとは限りません。穿刺リスクが高い作業では、突き刺し強度の高い専用手袋を選んでください。
注意②:耐熱・薬品は守備範囲外
防刃手袋は切創対策の手袋で、熱や化学薬品を防ぐものではありません。熱した金属・溶接・炉前作業には耐熱グローブを、薬品を扱う作業には耐薬品手袋を使ってください。WARAIGAOには耐熱グローブもあるので、切創と耐熱で使い分けるのがおすすめです。
注意③:「絶対に切れない」手袋は存在しない
レベル5は「切れにくさが最高クラス」という意味で、「絶対に切れない」ではありません。強い力で刃を押し当てたり、刃を勢いよく滑らせたりすれば傷つくことがあります。手袋は基本動作と併用する保護具——刃を手前に引かない、手を刃の進路に置かない、といった安全手順とセットで使うことが大前提です。

お客様の声
Amazonで実際に購入した方の声(一部を引用)
作業中のケガ防止に最適
作業中に滑って刃先が当たると大変なので、ずっと手を保護できる手袋を探していました。これにしてから手をしっかり守れて、作業効率もアップしました。薄手なので細かい作業も問題なくできます。
普通の軍手では限度がある
普通の軍手では限度があると感じていたところ、これを発見しました。大人の手でもすんなり使えて不自由はありません。日常の安全への投資と思えば、いい買い物です。
軍手の数倍は強い。消耗品として使う
機械の刃を洗う作業で使用。何度も使うと指先が少し傷んできましたが、軍手の数倍は強いと感じています。価格が手ごろなので消耗品として交換しながら使うのがよさそう。また買います。
※Amazon商品ページ(B0DH4LTT3Z)のカスタマーレビューより内容を要約して引用しています。
よくある質問(FAQ)
まとめ
EN388の数字は、一度意味がわかれば「自分の職場に必要な手袋」を選ぶための強力な物差しになります。なんとなく選ぶのをやめて、リスクに見合ったレベルの手袋を使う——それが、現場の怪我を確実に減らす第一歩です。
この記事のまとめ
- 製造現場の切創リスクは鋭い縁・刃物・機械まわり・運搬に潜む。軍手では守りきれない
- EN388の4桁は耐摩耗・耐切創・引裂・突き刺しを表し、「Level 5」は耐切創が最高ランク
- レベルは作業内容に合わせて選ぶ。鋭い縁や刃を扱うなら4〜5、迷ったら一段高め
- レベル5の防刃手袋は薄手で作業性を保ちつつ切創リスクを大きく下げる
- 切創と穿刺・耐熱・薬品は別もの。用途で使い分けるのが本当の安全対策
消防士として20年、「手を守ることは、仕事と暮らしを守ること」だと現場で実感してきました。その信頼性を、製造現場で毎日がんばる方々の手に届けたい——それがWARAIGAOの防刃手袋です。まずは1組、現場で試してみてください。

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